2003.6.25

+++ プチな換気扇 +++

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  ステンドグラスのはんだをする時、臭いがする。それがいやで、卓上の換気扇を探していた。しかし、ないのだ。卓上扇風機はあっても換気扇がない。電気屋で取り寄せてくれと言っても、「ない」という。
  ふーん、ないのか。
耳にはさんだ話しではいらなくなった冷蔵庫から冷却用のファンを取り出して使用しているとか。。。
  ふーん、そっか。

  ミニな壊れた冷蔵庫が仕事でお世話になってるデザイン事務所にあるのだ。ていうか、1度もらったのだが使いはじめて3ヶ月ぐらいで壊れてしまったので返したやつだ。あれをバラしてファンを取り出して、配線をつないで、スイッチをつけたらいいわけか。しかしあたし一人では無理なので、スーパーなんでも知ってるシステムエンジニアのボブ様と、ボブ様の彼女のNやんに手伝ってもらいたいと申し出たら、ありがたく快諾の返事。

  当日、事務所のオッケーももらい、バラしにかかった。湿気多し、梅雨時、暑い。とりあえず、ネジをはずす。たくさんはずす。いろんな付属品をはずす。コンプレッサーの管をペンチで切りおとす。このコンプレッサーが黒い鉄のかたまりで超カワイイ。しかしはずせるものをはずしたらいきなりいきずまった。小さい冷蔵庫といえ、溶接でくっついているので鉄でも切れる電ノコがいるとの事に。とりあえず近所の人に電話で聞いてみるが、持ってないという。3人目に訪ねた人より「あるから取りに来い」との返事。すぐに走って取りに行ったら、渡されたのは20cmぐらいの糸ノコ。。。。さすが、玉造。。。「えっ?コレ?コレですか?」と聞いても「あかんのか?それでやってみ」。。。とりあえず借りたけど。。。

  帰ってみると、ボブがマイナスのネジまわしとかなづちでこじ開け始めていた。があまりの労力にとても申し訳ない。もひとり友達に電話で聞いてみた、すると「ありますよ、しかも今ひまでしゃーないから持っていきます」とうれしそうに答える。ほっとしたが、ボブがクルマからジャッキをもってきて半分程もうこじ開けていて、ごろん、と冷蔵庫を傾けてドアを開けて中を触ってから、「。。。あ、この冷蔵庫、ファンついてへん。」
  。。。確かに、冷蔵庫はただの箱になっていた。

  とりあえず友達に「電ノコもういらん」電話を入れて、フゥ。

  ボブは日本橋に売ってるのではないかと言う。電気屋じゃなく半導体の部品屋にあるかもよ、という事で、日本橋に向かう。日本橋はいつ来ても怪しげなにいちゃんだらけ、超アジア的雰囲気。2,3軒見てまわるが、ない。1個だけ工具屋に蚊取り線香のぶたぐらいの大きさの超かわいいのがあったが、なんと28000円也。いりませんそんなに高いのは。

  そうして歩いてると、Nやんが「ココなんか気になるわ〜」と入って行った店は一体誰が誰に何を売ってるのかあたしにはさっぱりわからないような、ホコリと油のついた中古の鉄の部品?製品?がてんこもりの店。誰もいない。まるで銀河鉄道999でどこかの星のどこかの古びた店に来たみたいだ。ボブは車掌さん、Nやんはメーテル、もちろんあたしは鉄郎か?

  で、店の奥からではなく、横からおっちゃん登場。「小さい換気扇探してんねんけど」というと、「何すんの?」「はんだの臭いがいややねん」「それやったらこれエエで」それはまさしくいきなりあたしの要望を100%満たす10cm四方程のミニな、換気扇。おっちゃんは「わしも油絵書く時つこてるで、これほんまええで。」おっちゃん、油絵?ほんまにかくんかいな。と思いながら、回してみてもらうとすごい力で換気してる。うれしい。おちゃんは、「2000円」と、まだ買うとも言うてないのに、どこ見てるんかわからん目で言った。高いのか安いのかもさっぱりわからなかったが、購入。それにボブが配線とスイッチをきれいにつけて、完璧。今一番好きなのはこの換気扇です。

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