2003.6.10

+++ 河原乞食的生活  -Quai de la Seine- +++

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  「河原乞食的生活」---気ままで不安定なフリーランス生活を送る友人との間で今はやってる言葉です。私のアタマの中も河原でずーと考え事をして一生を過ごすようなモードになっています。
河原といっても私のはセーヌ河、小粋で自由で乞食仲間との語らいも楽しい。(まぁ、実際は玉造でその日暮らしのスリリングなたまつくライフですが。)

しかしそろそろおカネがなくなってきそうなので、しぶしぶ河原から立ち上がり、収入の宛となるバイトでも探すべきかと考えながら、チーズケーキが食べたくなり、ぶらぶらと買いに出た。ケーキ屋に週3回のバイト募集の紙が!そこのケーキ屋は、長細くて背の高い、怖そうなアイルランド人がやっていて、いつ行っても、その人が笑っている所を見た事がない。いつもいつもいつもいつも怖そうな顔をしている。あいつ笑わせてみたいなー、バイトしよかなー。と思ったが、張り紙には月・木・日と書いてあった。あかんやん、木曜日は始めたばかりのテニス部の朝練と重なるかも〜。むむむとうなりながらとりあえずチーズケーキを買って家に戻ろうと歩き始めた。すぐにあたしの横をリヤカーひいたホームレスのおっちゃんが並ぶ。やっぱりしゃべりかけてきた。「あんたも悩みあるかもしれんけど、ワシにも悩みはあるんやで〜、二人で話し合おうやないか、石原裕次郎みたいやけどな(何が???)、ワシの話しも聞いてくれ、そこの公園でなっ」あかんあかんと思いながらついニヤニヤしてしまったが最後、あたしがわざと植え込みのところを歩いてみても、
おっちゃんはうれしそうになんとかリヤカーをひきながらあたしの横を平行に歩き続け、 「ワシなカネないけどワンカップ大関かビール買うぐらいのカネはあるんや、おごったるからな、話ししよ。今度神戸の方行こうと思てんねん、仕事あるらしいわ」と語りかけてくる。しつこい。ファミマの前でおっちゃんは「待っときや、買うてくるから」と言って店にはいろうとした。あたしは「あかんねん、あたし忙しいねん〜」と叫んで全力疾走で走って帰った。おっちゃんは「あかんがなー浮気したらあかんがな〜どこ行くねん〜」と叫んでいた。あーこわ。

その数日後、神戸で作品を持ち込みに廻って歩いたのは単なる偶然で、おっちゃんの考えを盗んだわけではない。

おっちゃんは仕事を求めて神戸にいったのか?

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